日本橋までジョギングした後、みぞれ混じりの東京を発って、昼過ぎに気温11℃の快晴の高知に着きました。高知大学のY教授と一緒でした。昨日の松本―1℃、今朝の東京0℃から、いきなり11℃の世界です。うーん、日本は長い!!
その後、Y先生に連れられ、まずは桂浜(http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/39/katsurahama.html)に行きました。僕は徳島で7歳まで過ごし、その後も10歳くらいまでの夏休みは、高知の室戸岬寄りの日和佐という町で、数週間家族で過ごすのを常としていました。そのせいか、同じく太平洋に面している桂浜は、少年時代に過ごした海と、同じ匂い同じ風景でしたね。
次に案内してもらった高知城(http://www.kochipark.jp/kochijyo/)は山城で、下から見上げるととても威風堂々と見えました。松本城と同じく、残存天守閣のあるお城の一つで、城好きには垂涎の城のようです。山内一豊の築城から、明治に至るまで代々山内家が高知を治めたようです。松本が改易などにより、藩主が何度も交代したのと対照的かも知れませんね。
高知城を見た後、ひろめ市場(http://www.hirome.co.jp/hpgen/HPB/entries/5.html)に行きましたが、市場で昼間から地元女性がお酒を飲んでいるのをみて、びっくりしました。高知では普通のことのようです。大らかな県民性ということですね。Y先生と私も少しチューハイを飲んで(ほんの少しです)、セミナーに向かいました。
セミナーでは痛みのお話をさせていただいたのですが、麻酔科に加え、基礎の先生や整形外科の先生にも沢山お越しいただき、うれしく思いました。高知の麻酔科は若い人が多く、今後楽しみな教室ですね。海の高知と山の信州で、今後、協力しながらいろいろとやっていこうと盛り上がりました。会の後は桂浜の旅館に泊めていただき、海の幸をご馳走になり、翌朝、40年以上振りに波の音を聞きながら目覚めたのでした。そして太平洋の夜明けの中、桂浜をジョギングをしながら、一面の水平線を見ました。これまた、10数年にカリフォルニアのモントレー/カーメルの砂浜から太平洋の水平線を見た時以来でしたね。モントレーから眺めた太平洋を、日本の高知側(?)から眺めているというのも、不思議な感覚でしたね。
さて、昼前に松本に帰ってきたのですが、飛行機からは、白山、富士山、仙丈、甲斐駒、穂高、槍、常念、鹿島槍、白馬までの大パノラマが、くっきりと見えました。この風景を見るためだけにも、福岡⇔信州松本の航空路は残すべきだと思います。飛行機から見ると、白山山系から南・北アルプスは地層が大きく盛り上がっており、特にFossa Magnaはやはり異常な地溝帯だと思いましたね。そしてそのFossa Magnaの麓の松本に帰ってきて、ホッとしたのですが、これもまた不思議な感覚でした。地層のうねりの大本のFossa Manaの麓に帰ってきてホッとするというのは、どういうことでしょうか。
今回、松本→東京→高知→松本と移動して、異なった気候・風土・風景から、いろいろと不思議な感覚を持ちました。海と山はやっぱり違うと思います。今後、追々検討していきたいと思いますね。
さて再度、信州大学麻酔科では秘書さん(非常勤事務員)を募集しています(http://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/staff/004/)。医局員/教室員の方のご友人、ご親戚で適任の方がいらっしゃれば、応募してくださいな。宜しくお願いします。