2011年3月5日土曜日

ささやかな幸せ

冬になると、自宅のロフトから、常念岳とその横っちょにチラッと槍ヶ岳のピーク(黒矢印)が見えます。別にそれだけのことなんですが、この「ちょっこっと槍ピーク」が見える住宅地は、松本市内では僕の自宅周辺だけなのですね。だから僕はこの地に家を建てることにしたのです。僕にとってはささやかな幸せです。













しかしまあ、どうしてヒトは高いものを見ると嬉しくなるのでしょうか。東京スカイツリーの建造現場に連日、大勢のヒトが集まっているそうだしね。サルは外敵から襲われないように高い木に登って寝るので、その時見た風景が記憶に残っているのでしょうか。あるいは高い所に登って、餌を探していたそうなので、高い所→生存確率高くなる→快・幸せ、となって、高い所に登らないで下から見上げるだけでも、高い所にいる自分を想像して、幸せな気持ちになれるのでしょうかね。


ところでまったく別の話ですが、先日、上高地に行った折、冬なので餌がないのか、梓川で「ざざむし」を取って食べているサルを見つけました(写真下左)。われわれヒトはサルの頃から、山間部では蛋白源として「ざざむし」を食べていたんだと、妙に納得したのでした。川の中のサルを見てると、とても美味しそうに「ざざむし」を食べておりました。写真(下右)からは、エビやシャコに似ているように思うので、これらの活造り様の味でしょうか。信州に来て「ざざむし」は食べたことがないので、今度トライしてみますかね。