2010年3月18日木曜日

6日間で2,196 km(パート1)

D教授の最終講義を聞いた後、夜遅く松本に帰りました。名古屋から8時を過ぎると特急電車はないので、あらかじめ中津川まで車で行き、帰りは名古屋→(電車 ホームライナー)→中津川→(中央自動車道)→松本で、計約3時間半でした。この交通手段は、関西方面に出張して、その日のうちに帰る時に有効ですが疲れるね。

翌日、大学院生の面接した後、今度は松本→広島に移動しました。広島では17年振りにICU学会(http://icm2010.umin.jp/)に出席して、特別講演や教育講演をじっくりと聞きました。IRVがAPRVという名前に変わったくらいで、僕がICUにいた頃に比べて格段の進歩はないかも(失礼!)と、思いましたね。それでも久しぶりのICU学会で、旧友に再会したような懐かしさと楽しさがありました。

10年以上振りに旧友に会うと、当時の自分ってどんなだっけと、当時の自分のキャラクターを思い出そうとする過程で、いろいろな記憶が突然堰を切ったように思いだされてくることがありますよね。あんな感じでした。当時働いていた○▲大学のICUや■△病院のICUでの出来事がいきなり思い出されたのです。CHF(continuous hemofiltration)の回路がはじけて頭から血液を大量に浴びたことや、経腸栄養で多量の排便が出て夜通し清拭し続けたこと、腹臥位人工呼吸にして多量の排痰にびっくしりたことなどなど。当時、僕のいた○▲大学ICUは、他大学と競ってこうした新しいICU管理法を打ち出していたのですが、今それらが一般的なICU管理法に定着しているのですね。当時としては、結構革新的なことをしていたICUだったのです。そしてそんなICUで一所懸命仕事していた昔の自分をちょっと誇らしく思いましたね、えっへん(年取ってきたなぁ)。